日曜日, 9月 04, 2011

Oracle VM 3.0入門
(第3回 Oracle VM Serverの登録)

[概要]
前回セットアップしたOVM ManagerにOVM サーバを追加します。

[詳細]
前回はOVM Managerのインストールについて説明しました。次のステップとして、OVM ManagerにOVM サーバを登録します。

[OVM Managerへのログイン]
まず、OVM Manager Webコンソールに接続し、OVM Managerにログインします。
ユーザ名は"admin"。パスワードは、OVM サーバインストール時に設定したものを使用します。



[OVM サーバの登録]
OVM ManagerからOVMサーバを管理するために登録します。
  1. ビューを"Home"から"Hardware"に変更します。

  2. "Discover Servers"をウィザードを起動します。

  3. ネットワーク上のOVMサーバを検索します。



    1. Specify an IP Address (or range)に、検索するIPアドレスもしくはドレスの範囲を指定します。
      "Add"ボタンを押すと、IP AddressesにIPアドレスが転記されます。
    2. Oracle VM Agent PortはOVM サーバとマネージャが通信するポート番号です。デフォルトで8899が指定されていますのでそのまま使用します。
    3. Oracle VM Agent Passwordには、OVM サーバをインストールする際に指定したパスワードを入力します。
    4. OKを押して、サーバの検索を開始します。
  4. 検索が終了するとOVSサーバが"Unassigned Servers"に登録されます。

  5. ネットワーク設定ウィザードの起動
    次にネットワークの設定を行います。"Resources"を選択し、"Netowrks"タブを表示します。
    すると、OVM Serverの登録に使ったネットワーク・アドレス(下の例では192.168.1.0)が、"Storage", "Virtual Machine"以外にチェックがついた状態で表示されていることと思います。そのネットワークを選択し、"Edit Selected Network"のを押しを起動します。

  6. ネットワーク設定 "Edit Network"ウィザードでは、"Network Use"にあるチェック・ボックスを、すべにチェックして、"次へ"を押して進みます。もちろん、ネットワーク・アドレスになっている"Name"を分かりやすい名前に変更してもかまいません。 それ以降の"Select Servers", "Select Ports", "Select VLAN Segment"では、何も変更せずに"次へ"で進みます。最後の"Configure IP Addressesも何も変更せずに"Finish"を押して設定を反映させます。
    "Storage", "Virtual Machine"にチェックがあれば、変更が正しく反映されています。
以上でOVM ServerをOVM Managerへ登録する方法についての説明を終わります。
次回はNFSサーバの登録について説明します。

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