金曜日, 7月 10, 2009

CentOSのアップデートをプロクシー越しに行うには

[概要]
CentOSのアップデートをプロクシー越しに行うための方法です。
[詳細]
CentOSのアップデートをプロクシー越しに行うためには、
/etc/yum.conf に下記のようにプロクシーサーバのアドレスを追加します。
proxy=http://proxy.foo.bar.com:8080

CentOSに限らずyumを使用しているパッケージのアップデートサービスで利用できます。

木曜日, 7月 09, 2009

VMware ESXi 4基礎 (第6回、バーチャルマシンの自動起動)

[概要]
VMware ESXi 4 サーバの起動・停止時に、バーチャルマシンを自動起動・停止させる方法について説明します。

[詳細]
VMware ESXi 4 サーバの起動時・停止時に、バーチャルマシンを同時に起動させる/させいない、または、停止方法などの制御について説明します。
  1. バーチャルマシン起動・停止についてのプロパティの変更ウインドの起動
    まず、バーチャルマシン自動起動・停止を設定するプロパティ画面を開きます。
    • vSphere Clientにてホストを選択します。
    • 次に"構成"のタブを選択し、"仮想マシン起動/シャットダウン"を選択します。すると、バーチャルマシンのマシン起動とシャットダウンについての現設定が表示されます。
    • ここで、ウィンドの右上にあるプロパティをクリックして、プロパティ変更画面を起動します。

  2. 自動起動・停止の有効化
    "システムに連動した仮想マシンの自動起動および停止を許可する"にチェックをして、バーチャルマシンのプロパティを変更できるようにします。
  3. デフォルト設定
    必要に応じて、起動・シャットダウン遅延時間、振舞いのデフォルトを変更します。
    • 起動遅延時間の設定
      次のバーチャルマシンの起動を開始するまでの時間を設定します。
    • VMware Toolsが開始したら即座に続行
      起動遅延時間前にバーチャルマシンのVMware Toolsが開始されたら、次のバーチャルマシンを起動するようにします。
    • シャットダウン遅延時間の設定
      次のバーチャルマシンのシャットダウンを開始するまでの時間を設定します。
    • シャットダウン・アクション
      • ゲストシャットダウン
        ゲストOSのシャットダウンを行います。
      • パワーオフ
        シャットダウンをせずに、バーチャルマシンの電源を切ります。
      • サスペンド
        バーチャルマシンのサスペンドを行います。
  4. バーチャルマシンの起動順序の設定
    バーチャルマシンを起動する順序を設定します。
    • 自動起動
      ここにあるバーチャルマシンは、上から順に起動します。
    • 任意の順序
      ここにあるバーチャルマシンは、"自動起動"にあるバーチャルマシンの起動後、任意の順序で起動します。
    • 手動での起動
      ここにあるバーチャルマシンは自動起動しません。手動で起動してください。

  5. バーチャルマシンごとの起動/シャットダウンの振舞いの設定
    必要であれば、デフォルト設定を上書きして、バーチャルマシンごとに起動/シャットダウンの振舞いを設定します。変更したいバーチャルマシンを選んで、"編集"を押してくください。


以上でバーチャルマシンの自動・停止起動方法についての説明を終わります。
「VMware ESXi 4入門」と「VMware ESXi 4基礎」でおおよその操作が出来るようになると思います。
今後はVMware Server, Xen Serverなど他の仮想化環境に話題を移ます。
ESXi 4についてはvShper 4を取り上げるときに改めて触れ、それまでの間は小ネタを中心に不定期に取り上げていきたいと思います。

月曜日, 7月 06, 2009

VMware ESXi 4基礎 (第5回、ネットワークの設定)

[概要]
VMware ESXi 4のネットワークの設定を説明しています。

[詳細]
VMware ESXi 4では、インストール時に、標準で仮想ネットワークと管理用ネットワークが作成されます。これらの変更や他の仮想ネットワークの追加について、下記の内容を説明します。



  1. 仮想ネットワークの追加
    仮想スイッチの作成することで、2つ目以降の仮想ネットワークの作成方法を説明します。
    1. ネットワークの追加をクリックします。

    2. 接続タイプに"仮想マシン"を選択します。

    3. 仮想スイッチに接続する物理アダプタを選択します。

    4. ポートグループのプロパティを設定します。

      • ネットワークラベル
        ポートグループの名前につけます。ラベルは一意である必要があります。
      • VLAN ID
        任意でVLANの識別番号1 ~ 4095を入力します。

    5. 確認ページで、"終了"ボタンを押すと仮想スイッチとポートグループが作成されます。

  2. 仮想スイッチへのネットワークアダプタの追加
    仮想スイッチに物理ネットワークアダプタを追加する方法を説明します。
    1. 仮想スイッチのプロパティをクリックします。

    2. ネットワークアダプタのタブを選択し追加のボタンを押して、アダプタ追加のウィザードを起動します。

    3. アダプタの選択画面で追加するアダプタをチェックして次に進みます。

    4. フェイルオーバーの順序を設定してします。
      アダプタの位置をタンバイアダプタに下げると、有効なアダプタが壊れたときのために待機して通常は通信を行いません。

    5. 確認画面("終了準備の完了")で終了を押すとアダプタが追加されます。


  3. 物理アダプタの可用性、負荷分散の設定
    ネットワークの多重化、負荷分散(ロードバランス)の設定を行う方法を説明します。
    1. 仮想スイッチのプロパティを開きます。

    2. 仮想スイッチを選択して、"編集"をクリックします。

    3. スイッチのプロパティで"NIC チーミング"のタブを選択します。
    4. 各プロパティを設定し、アダプタの優先順位を決めて、"OK"を押してください。
      各プロパティの説明は、ヘルプを参照してください。




  4. ホストオンリー・ネットワークの作成
    ホストマシン内部だけ(ホストオンリー)で通信するネットワークの作成は、仮想スイッチに物理アダプタを接続しないことで実現します。
    1. ネットワークの追加をクリックします。
    2. 接続タイプに"仮想マシン"を選択します。



    3. "仮想スイッチの作成"に表示されている物理アダプタのチェックをすべて外します。


    4. 通常のスイッチの追加と同様にポートグループのプロパティを設定します。


    5. 確認画面で"終了"ボタンを押すとホストオンリーのネットワークが作成されます。


  5. ホストコンソール上の管理ネットワークの設定
    ホストコンソールで、管理ネットワークに接続されているアダプタの設定変更方法を説明します。
    1. コンソール画面で、"Configure Management Network" → "Network Adoptors"の順で選択し、アダプタの一覧を呼び出します。

    2. 変更したいアダプタにカーソルを合わせ、追加したいときにはチェックを行い、削除したい場合にはチェックを外します。

    3. "vShpre Client"上で、設定が反映されていることを確認します。

以上でネットワークの設定についての説明を終わります。次回はバーチャルマシンの自動起動の設定について説明します。